漫画コラム

「無能なナナ」という神漫画がめっちゃ面白い件について

無能なナナ

画像出典:TVアニメ「無能なナナ」公式サイト

「無能なナナ」は、絶海の孤島にある学園で異能力を持つ少年少女たちが戦う物語です。

こんな風に書くと超能力を持った少年少女がモンスターのような敵と戦う内容なのかと思ってしまいますが、そうではありません。

実はもっと違う相手と戦うことになる物語で、そんじょそこらにはない展開が繰り広げられます。

ここでは、そんな「無能なナナ」という神漫画の感想をズラズラと書いていますので、よかったらぜひ読んでみてください。

期待せず「無能なナナ」を読んだら死ぬほど面白かった

無能なナナ

©るーすぼーい・古屋庵/SQUARE ENIX・「無能なナナ」製作委員会 画像出典:TVアニメ「無能なナナ」公式サイト

私は妹からこの「無能なナナ」を勧められて読んだのですが、意外性がすごくて一度読みだしたら止まらなくなってしまい、ノンストップで最新話まで読み進めてしまいました。

つまり、めっちゃ面白かったというわけです。

漫画は最新話まで読み進めて、ついでにアニメまで全話視聴してしまったほどでした。

それくらい面白かった「無能なナナ」、もっと話題になってもいいのでは?と思うくらい面白い物語です。

知名度だけは高い下手な有名漫画より、「無能なナナ」の方が物語性があって面白いのでは?と思ってしまうくらい。

いや、アニメ化されているくらいだから人気はあるんでしょうけどね。でももっともっと話題になってもいいくらいだって思うんですよ。

だって、かなりストーリーが考えられて作られているし、どんでん返しが多くて衝撃を受けるんですから。

そう、この「無能なナナ」は、どんでん返しが多い物語なんです。

特に第一話から大どんでん返しがあって、誰も想像していなかったラストを迎えるので、もしまだ読んだことがない人はぜひとも今すぐ引き返して漫画を読みに行ってほしい。

私も最初妹に「無能なナナ」を紹介された時、可愛らしい主人公の子を見て、この天然そうな女の子と周囲のキャラが面白おかしく学園生活を送る漫画かと思いました(笑)

だから「面白いよ」と紹介されてもそんなに興味が持てないまま、言われるがままに「無能なナナ」を読み始めたのです。

「ただの学園ラブコメとかだったら面白く感じるだろうか…いくら妹が面白いといっても私には面白くないかもしれない…読み進められるか不安だ…」くらいの気持ちでしたね。

すみません、第一話最後まで読んだら、全然違うということがわかりました。

ここからはネタバレ全開で行くので、まだ「無能なナナ」を読んでいない人はぜひとも引き返してください。せめて第一話まで読み終わってから戻ってきてくださいね(笑)

1.  第一話からどんでん返しの衝撃的展開

無能なナナ

©るーすぼーい・古屋庵/SQUARE ENIX・「無能なナナ」製作委員会 画像出典:TVアニメ「無能なナナ」公式サイト

まず、「無能なナナ」の主人公は男の子のナナオ君だと思わされていましたが、違いました。転校生の女の子、ナナの方だったんですよね。

そのナナは、「人類の敵」と戦うために日夜訓練していた異能力者の少年少女たちを殺しに来た暗殺者で、ナナオも手にかけます。

異能力者たちは「人類の敵」と戦うつもりでいたのですが、普通の人間からは異能力者たち自身が「人類の敵」と認定されていたってわけですね。

異能力を持つ恐ろしい少年少女たちを、人類を大量殺害する前に、先に殺してしまう目的で離島に集められていたのです。

そして、その少年少女たちを抹殺しに来たのが、能力を持たないナナだったってわけですね。

第一話を読んで、最後にナナが主人公だったことがビックリだし、それよりも何よりも、ナナが暗殺者でもう一人の良い子そうなナナオ君を殺してしまったことに衝撃を受けました。

可愛い天然少女と仲間たちがキャッキャうふふする漫画かと思いましたが、全然違いました…すみません、勝手にラブコメかと思い込んでいましたがサスペンスものでした(汗)

まあこの第一話のどんでん返しは、ほとんどの人は騙されるんじゃないかな?

事前知識を持たずに「無能なナナ」を読んだ人は、多くの人が衝撃を受ける展開だと思います。

でも個人的にはすごく良かったですね、やはりただキャラの日常生活を延々と見させられる漫画よりは、こういった衝撃的展開があった方が面白いわけですから。

2. 暗殺者の少女が次々と殺しまくる

無能なナナ

©るーすぼーい・古屋庵/SQUARE ENIX・「無能なナナ」製作委員会 画像出典:TVアニメ「無能なナナ」公式サイト

他の漫画とは違うと感じた後、私は「無能なナナ」を読み進める手が止まりませんでした。

というのも、ナナがクラスメイトの少年少女たちを次々と殺しまくるという衝撃的展開が続くからです。衝撃的すぎるだろ…!

ナナは非能力者なので、頭脳を駆使して能力者の少年少女たちを死に追いやっていきます。

自分が疑われないように策略を練りつつ一人、また一人と殺していくわけですね。

普段は笑顔でニコニコしながらクラスメイトを暗殺していく可愛らしい女の子が主人公、なんて漫画は他に見たことがないです。どうやってこんなの思いついたんだろう?

ほとんどのクラスメイトはナナを疑いませんが、小野寺キョウヤという転校生だけはナナを疑います。

そのキョウヤにバレないように、策を練るナナ。

とにかく策略やら心理戦やらが繰り広げられるので、確実に他の漫画とは一線を画しているなと思うわけですよ。

この心理戦やサスペンスなどが、「無能なナナ」の面白い部分なんですよね。これが好きで「無能なナナ」にハマった人も多いと思います。

ちょっとデスノートっぽいというか、心理戦漫画が好きな人にはピッタリかもしんない。

3. いきなりな百合展開と感動ストーリーに号泣

無能なナナ

©るーすぼーい・古屋庵/SQUARE ENIX・「無能なナナ」製作委員会 画像出典:TVアニメ「無能なナナ」公式サイト

とはいえ、主人公の女の子は悪びれもせずに次々と人間を殺していく女の子。

殺人者が主人公ということで共感できず、読み進められなくなった人もいるのではないでしょうか。

かくいう私も、面白いなとは思いつつも主人公のナナに共感することができず、むしろ殺されていく少年少女たちの方が可哀想になっていたりしました。

毎回ナナがクラスメイトを暗殺していくだけの物語だったら、途中で飽きた…かもしれません。

でも、この「無能なナナ」のすごいところは、この後なんです。

ナナは、クラスメイトのミチルという少女と仲良くなることで、少しずつ変わっていきます。

ミチルはとんでもなく良い子で、彼女の優しさに触れることで、ナナに変化が現れるんですよね。

まず、ナナはミチルを殺せなくなっていきます。ミチルを殺すことを後回しにしようとしたりしますが、読者には彼女を殺せなくなっていることがわかってしまうんですよね。

そして、ミチルとナナはまるで百合のように仲良しになり(笑)、ここは百合好きの方々は喜んでしまったかもしれませんね。

私はノマカプ好きでBLにも百合にも興味がない人間なのですが、ミチルとナナを見ていたら「百合もありかもしれない…」とか思ってしまったくらい、二人はお似合いでした。

ずっとこのミチルとナナを見ていたい、とすら思ったのです。こんなノーマルな私の心ですら動かしてしまったミチルとナナってばすごい。

それくらい、仲睦まじいミチルとナナの二人は微笑ましかったのです。

特に、ナナがミチルを心から信頼し始めたころから、その微笑ましさがパワーアップしていましたね。

冷たくあたっても笑顔で優しく接し続けるミチルに、少しずつ心を開いていくナナ。

どっかで見たなこの展開。そうそう、冷酷な暗殺者が一人の優しい少女によって氷の心を解かされていくという、映画とかによくある王道的な展開ですよ。そういうのに弱いのよね私。

普通、そういう映画の場合って男×女なのですが、「無能なナナ」の場合女×女なんだけど、なぜかとてもとても良い。

ミチルのことを思い出して「ミチルちゃん…今なにしてるかな」とか考えるナナは、まさに恋する乙女(笑)いいですねーこういうの。

そんな「初めてできたお友達」を大切に思うようになったナナは、最後ミチルを殺すどころか庇って負傷してしまいます。まさにこれも衝撃的展開。

暗殺者として送り込まれたはずのナナが。今までどのクラスメイトも冷酷に殺してきた、あのナナが。ミチルを殺せずに逆にかばって殺されようとしたのですよ!

そして、それだけでも泣けるというのに、その瀕死のナナをミチルが能力を使い助けて、逆に死んでしまいます…(泣)

ミチルの能力は回復能力なのですが、使い過ぎると身体がもたないという設定がありましたからね。それがここで使われ、ミチルが亡くなってしまいました。

ここはもう大号泣ものでしたね…涙があふれてあふれて止まりませんでした。。

ミチルには生きていてほしいと思ったけれど、本当に死んじゃったんですよね。

ミチルが死んだからこそ、ナナは心底変わることができたのかもしれない。

でも、ナナを過去のトラウマから救ってくれた、ナナに希望を与えてくれた唯一の光の存在がミチルだったのです。

ミチルはナナが暗殺者と知らずに死んでいきましたが、知ったとしても味方でいてくれたと思う。最後まで寄り添ってくれたと思う。

だからこそ、やっぱり彼女には生きていてほしかった…!死なないでほしかった。

でもこの辺(ナナのトラウマ話からミチル死亡まで)のストーリーはほんっとすごくて、史上最大の感動といってもいいくらいの素晴らしい出来映えでした。

ミチルとナナの二人の物語は、何度読んでも泣ける自信がある。それくらい凄まじいエピソードだったのです。

サスペンスものを読んでいたと思ったのに、なんでこんなに大号泣させられるんだコレ。

「無能なナナ」というのは、泣ける感動漫画だったのか。

それが、このミチルとナナのストーリーを読んだ後に私が思ったことでした。

4. さらに驚愕の真実が明かされる

無能なナナ

©るーすぼーい・古屋庵/SQUARE ENIX・「無能なナナ」製作委員会 画像出典:TVアニメ「無能なナナ」公式サイト

しかも、ミチルの死後、ナナは本当の真実を知ります。

ナナは異能力者たちを、両親の敵であり、人類を大量殺戮する「人類の敵」だと思い込まされて暗殺していたわけですが、それが全くの嘘だったことを知らされるわけです。

両親を殺したのは異能力者ではなく、異能力者たちが本当に人類を大量殺害するかどうかも想像でしかない、今はまだ何もしていない罪のない人間だったことを知るんですよね。

…もうナナが可哀想でしょうがないです…誰か助けてあげて。

つまりナナは洗脳されていたってことなんですよね。

洗脳されて、敵と思う人間を殺していたものの、その洗脳が解けて自分は罪もない人間を殺していただけと知ったら、どれほどの絶望でしょうか。

普通だったら耐えられないかもしれない。そんな状況の中、ナナは自分に指示していた鶴岡という人間に反旗を翻すようになります。

これからは、ナナは本当の敵と戦うようになっていくんですよね。

まだこの辺りは連載中なので先はわからないですが、もう面白い予感しかしない。

今までの暗殺者としてのナナの物語は面白かったけど、やっぱりナナに共感できなかったので、イマイチ入り込めなかったところがありました。

でもナナは友達の優しさに触れて人間らしさを取り戻し、本当の敵を知って、反旗を翻していくことになったので、私もナナを応援できるようになったんですよね。

道を踏み外してしまったナナですが、それを悔いて本当の敵と戦おうとするなら、私はナナを応援したい。

だって鶴岡に騙されて暗殺者としての業を背負わされて、ナナもある意味被害者なんですからね…ある日突然「罪もない人間を殺していただけ」と知らされて、どれほど辛かったでしょうか。

もちろんやったことは良くないけれど、洗脳されている状態の人間ってこんな風になってしまうことはあるだろうし、ナナだけを責められない気がします。

いつかちゃんと罪を償うとして、今はナナの戦いを見守りたい…!先を読みたい!

そんな風に思わされてしまったのだから、「無能なナナ」の作者さんはホントすごいです。

5. 変わっていく主人公!ナナの変化が面白い

無能なナナ

©るーすぼーい・古屋庵/SQUARE ENIX・「無能なナナ」製作委員会 画像出典:TVアニメ「無能なナナ」公式サイト

ところで、暗殺者としてのナナが好きな読者さんは、最近の展開に不満な人もいるかもしれませんね。

「ナナには振り切ってずっと冷酷な暗殺者であってほしかった」みたいな意見もあるかもしれません。

そういう人には今の展開は不満かもしれませんが、個人的には大満足です…!

そしてなんとあのナナオ君も生きていて、ナナと敵対するようになっていくので、それも面白い面白すぎる。どうしてこんな面白い展開ばかり思いつくのだろう。

まあナナオ君は生死不明だったので、再登場があるかもとかずっと予想されていましたが、やっぱりねと思いつつ嬉しい展開なわけで。

ナナオ君は闇落ちしてなんだかすっかりかっこよくなっていましたが(笑)、でもあんなに良い子だったんだもの、いつかは正気を取り戻してナナと仲直り…できるかわからないけど(殺されかけたのだし)、でもわかりあえたらなとか思ってしまったり。

二人で鶴岡を倒す(あとキョウヤも加えて三人で)、とかいう展開があったら胸アツなので、ベタかもしれないけどぜひ共闘してもらいたい!

そして、最後はできればナナを含めた能力者たち全員が幸せになってほしいと思うのですが、甘いでしょうかね…でも、私はナナにも幸せになってほしいです。

【まとめ】「無能なナナ」が面白すぎるので先が楽しみで仕方ない

無能なナナ

©るーすぼーい・古屋庵/SQUARE ENIX・「無能なナナ」製作委員会 画像出典:TVアニメ「無能なナナ」公式サイト

とにかく、第一話のどんでん返しはもちろんのこと、ナナとクラスメイトたちとの心理戦やサスペンスの面白さ、そしてミチルとナナの交流からの号泣展開や闇落ちナナオ君との戦いなど、面白さがてんこ盛りの「無能なナナ」。

ストーリー重視の自分にはめっちゃ面白く感じて、すっかりハマってしまいました。

今、先が気になってしょうがない漫画No.1かもしれません。

まあストーリー的にいろいろ矛盾がないわけじゃないんだけど、細かいことは気にしないタイプの自分にはそこまで気になることはなく、とにかく練られた物語だなと。

正直、人気漫画だけどストーリー的にはそこまでじゃないっていうか、意外と普通の物語だよねみたいな漫画ってあると思うのですが、この「無能なナナ」は他にはない斬新な展開が繰り広げられる漫画です。

だから、もっと話題になっていいと思うんだけど。いや人気はあるんだろうけど、もっと人気出てもいいんじゃない?ってくらい、物語が面白い。

私はストーリーが適当な漫画が好きじゃないので、この「無能なナナ」のように、ストーリーを練りに練っている作品は本当に応援したいです。

「無能なナナ」はまだ連載中ですが、どんでん返しが多いし想像を裏切る展開が多いので、この先どうなるかは本当に読めない。でも、それだからこそ楽しみなわけで。

この先どんな展開になるかわからないけど、この作者さんならきっと想像を超える、でもきっと読者が満足できる、そんな結末に導いてくれるような気がするんですよね。

原作はまだまだ続いてほしいけど、素晴らしい最終回を楽しみにしつつ、しばらく「無能なナナ」を追っかけようと思います!アニメ2期も絶対に観るぞ!